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頭ではなくて

前回の更新から、3週間ぐらい経っている。で、そのときに『行旅死亡人』の話を書いたのだけれど、まだ観にいっていない。

仕事の忙しさに緩急がない。「急」ばかりだ。どうしてこんなに忙しいのか。この様子をすこし退いて見ていると、忙しいのは私ばかりではない。同僚も、仕事の相手先も、みな忙しいのである。忙しいもの同士で仕事をすると、お互いに相手に任せてしまう部分が多くなるから、ますます忙しくなる。さらに見ていると、要するに、仕事量に比して人員が少ないのである。少ない人数で、たくさんの仕事をこなしているのだ。

この状況がイヤなら、今の仕事を辞めるしかない。私の代わりはいくらでもいるだろう。と、自分に言い聞かせて、もう少し頑張るか、と思う。

週末はあっという間に終わってしまう。句会に行ったのは1回だけだ。今月に入ってからは、「塵風」掲載の20句、「塵風」掲載の原稿を書いて、週末が2回終わってしまった。
その上、先日、「『塵風』巻頭の風景10句も書くか?」と祐天寺大将からふられて、一度は「やる」と答えたのだけれど、火曜日に言われてその週末の日曜日〆切、などという10句のつくりかたをすることに疑問を感じたので、結局、詫びを入れて断った。
今の状況では、どこにも出かけないで、1日で10句作品をつくることになる。できないことはない。でも、そうすると、どうしても「知識」で俳句をつくってしまう。頭ではなく、自分の身体を通したものを俳句にしたい、と私は思っているので、それだけは絶対にしたくない、というのが、現在の心境なわけです、はい。

とかいいつつ、昨日は夫が出かけ、ナナと水入らずだったので、一緒にDVDで『バベル』を観た。うん、やっぱり、たまには映画を観ないとダメだな。人によって違うだろうけれど、私にとっては、映画を観ることが頭の体操であり、リフレッシュの手段であり、俳句をつくるための力になるんだな、と思う。
あ、『バベル』については、そのうちに。

いろいろな方から句集をいただいた。ありがとうございます。読ませていただいたものから、このブログで感想を書いていきたいと思っています。
by shino_moon | 2009-11-23 10:27 | その他 | Comments(0)


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