一昨日、東京から帰る新幹線の車両の中で、森田芳光の訃報が流れた。
少なからず、ショックだった。
『の・ようなもの』を観て、シナリオを勉強しようと決めた。『家族ゲーム』のとき、森田さんに会いたくて、横浜映画祭まで行った。『(ハル)』は地味だけど、いい映画だった。
『阿修羅ごとく』で、森田さんでも円熟するってことがあったんだ、と思った。
どーしちゃったの?と思うような作品もいっぱいあった。『悲しい色やねん』を観たときは、どうしてだか、家に帰って具合が悪くなった。あんなに出来の振れ幅の大きな人はいなかった。
でも、少なくとも、森田監督のような映画を撮った人は、森田監督の前にはだれもいなかった。
いなくなっちゃうなんて、悲しすぎる。