明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
年末年始の帰省中、ほぼスマホだけでネット生活をこなしたが、同じことをやっていても、スマホだと、自分の周囲5メートルぐらいの世界に感じてしまうのが不思議だ。私にとっては、モニターの大きさ=閲覧できる世界の大きさなのである。
Facebookに登録したら、写真をアップする回数は増えたが、なんというか、伝達していることは薄いなあ、としみじみ感じる。でも、ネットというのは、所詮そういうことでいいのかもしれない、という気もする。
SNSで自分の心情や興味を書き綴ることは、最近では「自分語り」といって敬遠されるそうだけれど、私は、まったく知らない人のブログを読むのがけっこう好きだ。小さなできごとを書き綴っていた人が、ある日モロッコ人と結婚する。タダの猫好きの独身女性だと思っていたら、コツコツと作品を生み出すアクセサリーデザイナーだったりする。老いた親御さんが入院して田舎の家が空き家になり、その管理に奔走するようすを読んでいると、とても勉強になる。参考にしようと思う。最初からそういう人だと分かっていて読むのではなく、ある日突然そういうことが起こるとか、言わないけれどじつはそうだったと分かるのがいいのだ。
人生って、なんてドラマチックなのだろう、と思う。
姫路城が改修工事をほぼ終えて姿を現したので、観に行ってきた。パッと見た感想は「白すぎる」。まるで、おろしたてのワイシャツである。でもそれが本来の色だと、当局は言っている。
どうして分かるのか、見てきたのか?などと野暮なことは、もちろん言わない。何年かしたら、また見なれたほど良い色合いになってゆくだろう。