喪中にて、新年のご挨拶を失礼いたします。
今年は去年よりもたくさん映画を観たい。
映画を観るとき、ひとつだけ、自分で決めていることがある。それは、「大評判になった映画を大評判になってから観に行かない」ということ。評判を聞いてしまうと、大なり小なり、良くも悪くも、その映画に対して自分の中でバイアスがかかってしまう。
今年の大評判と言うと『シン・ゴジラ』と『君の名は。』。幸いなことに「大ヒット!」になる前だったので、フラットな気持ちで劇場で観ることができた。『この世界の片隅に』は残念だけれど、今回はパスして、数年後、ブルーレイで観たいと思う。
昨年は『風立ちぬ』をブルーレイで観た。封切りで観なかったのは『この世界の片隅に』と同じ理由です。で、観ての感想は。。「もう好きに撮ってればいいよ」。私は宮崎駿を完全に卒業だ。
映画はフラットに観たい、というのは、ただの私の中の決めごとだ。そして、いついかなるときでも映画をフラットに観られる人は、そんな決めごとなんて必要ない。評判の映画を観に行くのはふつうのことだし、バイアスをかけながら映画を観るのも、ひとつの楽しみ方である。
ところで、『君の名は。』の感想は書いたけれど、『シン・ゴジラ』は書いていなかった。娯楽性とメッセージ性を兼ね備えた、最強のヒット映画。何回の鑑賞にも耐えられる分厚い面白さ。もう一回観たい。