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東京の正月

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

昨日の元旦。門前仲町の富岡八幡宮へ初詣、してみてびっくり。お参りの行列が、参道をあふれて永代通りにまで伸びている。八幡様にたどり着くまで、1時間やそこらでとうていすみそうにない。きっと佃の住吉神社なら大丈夫だろう、と夫と話しながら、そのまま歩いて佃島へ戻ることにする。

ところが、住吉神社でも行列。富岡八幡ほどではないにしてもすぐにはお参りできそうになく、待つことのできないせっかちな夫婦は、即諦めたのであった。

東京の正月_d0020480_11222067.jpgさて、どうするべ、ということで思いついたのは、佃小橋を渡ってすぐのところにひっそりとある佃天台地蔵尊。知らないと通り過ぎてしまいそうな露地の奥にまします地蔵菩薩で、銀杏の木をご神木として奉っている。謂われは詳しく分からないけれど、住吉神社のすぐそばにあるので、これも江戸時代から信仰の対象としてあったのだろう。
盆踊りもそうだが、佃島には、いわくいいがたいタイムスリップゾーンがある。
案の定、ここには3人しか人がいず、無事初詣を終えて、ナナの待つ自宅に向かった。

それにしても、初詣の行列をつゆとも想像していなかったのは、上京してえーっと……27年になるのだけれど、東京で元旦を迎えるのは今年が初めてだから。明治神宮の混雑とかは毎年テレビで見てもちろん分かっているが、門前仲町や佃島まで混んでるとは思ってもみなかった。いやはや、認識甘し。

毎年お参りする夫の実家の近くの神社なんて、元旦の昼間に行くと、いつ行っても二家族ぐらいしか初詣客を見かけない。焚き火で暖をとりながら、参拝客や神社の人と挨拶を交わしたりして、それはのどかなものだ。
とはいえ、そういう場所を離れて東京に27年も住んでいるわけで。

昨年は忙しく、1度も旅行をしなかった。今年はとにかく、旅をしたい。
その間、ナナは夫に任せよう。文句のひとつも言われるかもしれないけれど、しょうがない。人生は一度きりだ。
by shino_moon | 2010-01-02 11:49 | | Comments(0)


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