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というわけで、30年ぶりの女子会参加のために、大阪は難波の地を踏んだのであった。
地上に出てみると、すぐ目の前に高島屋が聳えている。 あ、なーんだ、ちゃんと来てたんだね、私。 エレベーターで7階に向かう。ちょっとドキドキする。だってそうでしょう? 「30年ぶり」なんていう状況、この先の人生に再びあるかどうか、分からないですよ。 そして、向かう先に立っている女子たちの姿を見つけたとき、歩み寄りながら笑っていた。彼女たちも笑っていた。笑うしかなかった。なぜならそれは、見まがう事なきかつての女友だちの、30年後の姿だったから。 彼女たちの姿は、そのまま私自身の姿でもあるわけだから。 30年経ったんだね。いろいろあったんだね。生きてきたんだね。それなりに老けたね(笑)。 ところで、どうして待ち合わせが高島屋7階なのかというと、ここで行われている「草月いけばな展」をみんなで観る、というのが今回の女子会の目的だからである。女子のひとりが草月流の関西における事務局の元締めのようなことをやっていて、今回の女子会の参加者を全員招待してくれたのだ。 とりあえず30年ぶりの話は後回しで、いけばな展を観るべく会場へ。このスタンスがまた可笑しくて、ひとりでウケる。 草月流、はじめて拝見。現在の家元である勅使河原茜さんは勅使河原宏の娘さんらしい。で、勅使河原宏といえば、かつての草月流の家元で、なおかつ『砂の女』を撮った映画監督でもある。 友人によれば、いけばなの流派のなかでは、草月流は異端なのだそうだ。生け花というよりオブジェ。まあ、そんな感じです。でも、ひとつのジャンルに押し込めることができないアート作品はそんなに珍しいものでもないので、驚きはない。 絵や彫刻を見るように、ひたすら楽しませていただいた。 草月流元締めの友人N子に礼を述べて会場に残し、残りの5人で高島屋内のレストラン街へ。 大企業のキャリアだったM子は、東京に赴任していた時期もあり、つい数年前にも会った。独身。 高校も同じEちゃんは、彼女の結婚式以来だから、29年ぶり。教師。娘2人。長女は27歳。 大学を卒業してすぐ結婚したYちゃんは、共通の友だちのKさんと3人で、東京のKさんの新婚宅で会って以来。それが原田知世の『時をかける少女』が劇場にかかっていたころだから、こちらも29年ぶり。やはり娘が2人。長女は東京在住とか。 そしてSちゃんは大学卒業以来。彼女も教師。20歳で現在就活中の息子がひとり。 みんな、大学時代の同じ学科に所属した仲間である。卒業時は全部で18人だった。今は17人になっている。 イタリア文学研究者となり、ちらほら名前を見かけるようになった矢先に、28歳で死んだAちゃん。彼女が翻訳したイタロ・カルヴィーノ。その一文が掲載された1985年刊の「ユリイカ」は、いまも私の本棚に並んでいる。 今日ここにいない11人について、みんなで話す。全ての人の消息を、誰かが把握している。よかった。まあ、17人しかいないんだものね。 夫を捨てて愛人とロンドンへ渡ったM。今もロンドン在住。 「一時はそこいらじゅうのすべての男の心を奪い去った」K子。いまだに独身。不思議だが、世の中にはままあることだ。本日は欠席。会いたかったよー! 結婚目前に婚約者と死別したTくん。結局、婚約者の双子の妹と結婚。元気でやっているらしい。 現実は決してそうではないんだけど、話にすると冗談のような人生。 夕刻、高島屋から大阪難波駅までみんなで歩き、そこでお別れ。結局、高島屋以外どこにも行かなかった、この日の大阪。 ねえ、今度は神戸で会おうよ。母校で教授になっているSくんに、みんなで会いに行こう。 そんで、お茶菓子買って行って、彼の研究室でお茶を飲もうよ、と悪ノリすると「それは調子乗りすぎ!」とみんなにつっこまれた。 その一斉のつっこみが懐かしくて、また笑った。無性にうれしかった。 ■
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by shino_moon
| 2012-03-31 21:46
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