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朝9時前に、耳鼻咽喉科へ自転車を飛ばして行く。
行ってすぐ体温計を渡されたので計ると、34度5分しかない。再度計っても34度9分。診察室へ入ってから耳になにかを当てられて計ること2回、それでも通常の体温にならなかった。 自転車を飛ばしたあとの身体の表面って、そんなに冷えてるものなんですね。 15分で診察を終えてまた自転車を漕ぎ、郵便局へ行くと、閉まっている。開くのは午前10時とな。 一度帰ってまた出掛けようとすると、家にいるのが10分ぐらいなので、駅前のスーパーの1階にあるスタバで待つことにした。 コーヒーを頼んでよっこらしょと座り、ふと左隣を見ると、可愛い女子が「センター試験問題集」に首をつっこんでいる。右隣も同じく。そこでやっと店内を見回すと、9割が問題集に取り組んでいる受験生なのであった。 それにしても、女子はみんな、それぞれに可愛い。制服も私服もいるけれど、その子なりに「あ、ココを頑張ってるんだな」というのが伝わってくる。地方っぽい感じもせず、東京の高校生と全然変わらない。 それに比べると、男子は素朴な子が多い。そうはいっても情報も物も少ない地方にいると、やっぱり女子の方がはるかに大人びていることがよく分かる。でもオバサンは、男子は素朴な方が圧倒的に好きなので、それでよいよいと心の声を送る。 10時5分前になると、店内のあちこちで勉強していた人影が、いっせいに立ち上がった。10時に近くの予備校が開くのかな。ひとりひとり黙ってペンを動かしていた子たちがわさわさと集まって、いくつかの固まりになる。友だち同士だったのか。受験勉強をしながらちょこっとオシャレもして。頑張って、と、子育てをしたことのないオバサンは、心密かに応援しながら見送った。 オシャレな女子の割合が増えたのは、太った子があまりいない、ということと比例しているように思う。細いから何でも着られるし、なにを着ても似合う。オバサンたちの高校時代には、今よりはるかに肉付きのいい子が多かった。ダイエットしたりするような子は、ナンパっていうか、不良だった(あ、東京ではふつうかもしれないけど、地方だしね)。 だからかどうか、あんまり過激なダイエットはしないでね、と、つい老婆心が働いてしまうオバサンなのであった。 年賀状を書いていると、子どもの頃からずっとその住所に住み続けている人というのが何人かいる。事情は人によってまちまちだが、自宅から一度も出ないで学校を卒業し、結婚しても親と同居していたり、男女を問わずずっと独身のままだったり。 それがいいとか悪いとかいうことではなくて、そういうのってすごいな、と思う。自分の生まれた街にずっといることが、私にはそもそもあり得なかった。出たくて出たくてしょうがなかった。でも、たとえ東京に生まれ育ったとしても、いずれは家を出たと思うのだ。親と一緒ではやりたいこともできないし、ひとりになりたい、行きたいところに行きたいと、呪文のように繰り返し繰り返し心のなかで思っていた。 両親や弟と仲が悪かったわけではないのだ。ひたすらひとりになりたかった、としか言いようがない。家族と折り合いをつけて一緒にいる方法が、私にはよく分からなかったのだと思う。簡単に言うと、ワガママだったのだ。 結婚が足かせにならなかったのは、本当にありがたいことだ。夫が私に輪をかけて単独行動を苦にしない人間だということに救われている。でも、子どもがいたらどうなっていただろうか。私は母親として合格できたのだろうか。 「たられば」は趣味じゃないので、やめておこう。 というわけで、ここは歳末らしく、夫に、カンシャカンゲキ雨アラレ、なのであった。 ▲
by shino_moon
| 2011-12-28 14:00
| その他
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![]() 一昨日、東京から帰る新幹線の車両の中で、森田芳光の訃報が流れた。 少なからず、ショックだった。 『の・ようなもの』を観て、シナリオを勉強しようと決めた。『家族ゲーム』のとき、森田さんに会いたくて、横浜映画祭まで行った。『(ハル)』は地味だけど、いい映画だった。『阿修羅ごとく』で、森田さんでも円熟するってことがあったんだ、と思った。 どーしちゃったの?と思うような作品もいっぱいあった。『悲しい色やねん』を観たときは、どうしてだか、家に帰って具合が悪くなった。あんなに出来の振れ幅の大きな人はいなかった。 でも、少なくとも、森田監督のような映画を撮った人は、森田監督の前にはだれもいなかった。 いなくなっちゃうなんて、悲しすぎる。 ▲
by shino_moon
| 2011-12-23 22:02
| 映画(雑)
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先日の西原天気さん『けむり』出版記念会では、またいろいろな方とお会いすることができました。
なかでも、ネットの掲示板で知り合い、9年経ってやっとお会いできた羽田野令さん。ほんとにうれしかった。 当日お話ししたのがご縁で、句集をお送り下さった方も。青山茂根さんの『BABYLON』、瀬戸正洋さんからは『湘南の哀愁』『Z湾』『A』と3冊も! ありがとうございます。 さらに、四日市に帰ると、邑書林から関悦史さんの『六十億本の回転する曲がった棒』と『俳コレ』が届いた。どちらも楽しみ。 そして、少し前に購入した大好きな柿本多映さんのエッセイ集『季の時空へ』。なんとこの御本の挿画はレオナール・フジタ(藤田嗣治)なのだけれど、その秘密はあとがきに書いてあります。 どれから読もうか迷うことも、楽しみのひとつ。俳句のおかげで、幸せな後半生です。 こんなのもあります、といちおうご紹介。 奥泉光の『鳥類学者のファンタジア』を読み続けているのだけれど、そんなわけでなかなか終わりません。ま、のんびり行こう。 ▲
by shino_moon
| 2011-12-14 23:59
| 俳句
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面白かった。面白かったのだが、明かりがついて背伸びをしながら「ああ、面白かった」といい、劇場をあとにするには、なにかすっきりしないものが残る。そういうものが残ってもいいし、残ることがその映画の映画たる意味だったりすることもあるのだけれども、この映画はそういう映画でもない。
オークランド・アスレティックスのGMであるビリー・ビーン(プラッド・ピット)が、データに基づいて野球や選手を分析する「セイバーメトリクス」という方法を用いて、貧乏球団を再建し、勝利を重ね、プレーオフに進んで負ける話である。 つまりこの映画は、野球ではなくビジネスの映画である。選手ではなくGMを描く映画。大リーグというスポーツビジネスがいかにして成り立っているか、ビリーがどんなに苦労をしてアスレティックスを再建していったかが描かれていて、その展開はサスペンスフル、まさにワクワクドキドキの連続で、文句なしに面白い。 もちろん、その途上でビリーの葛藤は充分に描かれる。新しいことは、ほとんどの人々にとってしばしば不快なことだ。旧弊な監督やベテランスカウトの嫌悪の中で、孤立無援のビリーが自分の信念に従う姿は魅力的だし、爽快でもある。 でもこの映画は、選手の心には踏み込まない。選手は戦力に過ぎない。世間的にはポンコツでも戦力と見なされたらOK、成績が悪くなくても、コストパフォーマンスが悪いと見なされたら容赦なくトレードに出される。ビリーが心を通わせるのは、他球団から「セイバーメトリクス理論」ごと引き抜いた補佐のピーターだけで、だから、ビリーとピーターのふたりのやりとりにのみ、心を割った会話がある。 と、こういう展開を背負ってきて、最後に、球団に残るかレッドソックスからの引き抜きに応じるかというビリーの決断が、自分の選手時代の記憶で決するというのはいかがなものか。ビリーは選手の心を忖度することなく、戦力だけを見てきてこのシーンを迎えているのだし、観客だって、選手というものにほとんど感情移入をしないで(できないで)ここまで来ているのだ。それを、今ここで選手時代の忸怩たる思いを持ち出されても、説得力がない。というか、報酬が目的ではないことは、観客は分かってるってば。なんか、もういいじゃん、過去を引きずらないで、今どうしたいのか、今の気持ちで決めたら? と思ってしまった。もっとシンプルでいいんじゃないの? あくまで、私の場合は、ですけど。 それにしても、大リーグ選手というのは、シーズン途中でも簡単にトレードを宣告され、その日のうちに荷造りをしてトレード先の球団へ行き、出場しろと言われたらその日からでも出場しなくてはならないものなのか。まるで季節労働者、しかも、チームや土地やその他もろもろ(空気のようなもの)に馴れるための時間も与えられず、結果を出さなくてはならないのだ。なんと過酷な。即戦力、即応力に優れていることが「プロ」としての能力と見なされるというわけだ。 即戦力、即応力を重んじる傾向は、スポーツに限らずあらゆる局面で広がっている。そのために日頃からしっかり自分を鍛えておきなさい、ということなのだけれど、芽の出る時期というのは人によってさまざまだし、即戦力はまだしも、即応力というのはある程度性格に左右されるような気もする。 大リーグの裏側を見る面白さはありつつも、結果を急ぐあまり、いろんな人がいることを拒否するような世の中にはなってほしくないなあ、と思うことしきり。あ、そういう意味では、選手の潜在能力を生かすというこの「セイバーメトリクス理論」は、やはり画期的だったのかもしれない。いつも自分を厳しく鍛える、強靱な精神の持ち主ばっかりでは、正直疲れるよ? そんなことを感じた映画ではあった。 監督:ベネット・ミラー 出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト、クリス・プラット ▲
by shino_moon
| 2011-12-10 12:53
| 映画(マ行)
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by shino_moon
| 2011-12-08 00:00
| 俳句
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ここ最近、出かけるときはいつも同じものを着ているし、同じスニーカーを履いている。
近所で買い物をするときも、東京へ行くときも一緒。 ひとつには、こっちに持ってきているものが少ないというのもあるし、着るものにお金や気を遣うのがなんだかね、という気分なのだ。 頭の形さえ良ければ、髪もスキンヘッドにしてしまいたいくらい。 けれども、超絶壁のぶさいくな頭を人に見られることは、やっぱりちょっと恥ずかしい。 今日はレディスデイなので、久し振りに劇場へ行って、『マネーボール』を観てきます。 ▲
by shino_moon
| 2011-12-07 10:05
| その他
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夫のバースデイにかこつけて、松阪牛を食べに行くことになった。
夫は松阪まで行って食べようというのだが、四日市でも食べられるし、わざわざ片道1時間余り高速に乗って、松阪で食べる意味がどこかにあるわけ? 車で行ったらお酒も飲めないよ? それでもいいの? 私はどっちみち飲まないからいいんだけどさ。 などと言うと、いや、松阪で食べるのがいいんだという。しかも、ステーキじゃなくてすき焼きを食べるという。 なるほど。正直、最近ステーキを食べると、そのあとしばらくへこたれた胃と付き合うのが大変だったりするので、すき焼き、いいかもしれない。松阪は行ったことないしね。 と、いとも簡単に流される。ま、知らない場所に行くの、基本的に好きだし。 ところが、大切なことを忘れていた。私は最近、高速が怖いのだ。とくに、追い越し車線に移ってものすごいスピードで追い越しをかけるときは、助手席の斜め上にある手すりにつかまったまま固まってしまう。 自慢じゃないが、かつて私は車の運転が大好きだった。都心に引っ越すときに車を売ってしまったので、ここ10年くらいは運転をしていないが、たぶん今でも好きだし、運転技術も衰えていないと思う。 それにひきかえ、夫は運転があまり好きではないし、正直、私からみると危なっかしい。そんな夫の運転で高速に乗るのが、怖くて怖くてしょうがないのだ。 といって、夫の通勤用の(会社名義の)車を私が運転するわけにもいかない。 というわけで、松阪の地面を踏んだときの「ほぉぉっ」とした安心感が、松阪という街の印象にまっすぐ結びついてしまったかもしれない。 本居宣長が生涯暮らした場所だったとは知らなかった。江戸住まいの賀茂真淵に私淑したが、ほとんど松阪を動かず、住まいも移さず、通信教育で学んでいる。もちろん『古事記伝』もここで書いている。 またここは商人の街で、三井発祥の地である。尾張が近いせいか、楽市楽座もあったという。商業が栄えたのには、海が近く「お伊勢参り」の途上にあたるという土地柄もあったのだろう。 でも、一番気に入ったのは、ここ。 ![]() 「御城番屋敷」という。詳細はこちらでご覧いただくとして、1863年に建てられたこの建物が、かつてそこに住んでいた紀州藩士の子孫によっていまでも保存・管理され、さらに驚いたのは、そこで生活している人がいる、ということ。 間取りはこんな感じ。 ![]() 表から裏庭を望む。 ![]() 表と裏に小さな庭があって、開け放すと風が通って涼しいこと間違いなし。冬は寒いかもしれないが、それは日本家屋では当たり前のことである。 現在残っているのは19戸で、入り口に一番近い1戸は松阪市が観光客用に公開している。さらに、入居者募集中の看板が掛かっていたのが1戸。うーん、借りたいかも。 このあたりは、松阪城にまつわる文化財建造物がいくつかあるのだけれど、ふつうに人が生活している部分と繋がっていて、お互いの風景がぶつかり合わず、うまく溶け込んでいる。 裏手にある松阪工業高校創立時から残っている「赤壁」の校舎。 ![]() 木造二階建てのお宅。 ![]() ずいぶん長い間日々刻々と変わる風景を見ていたので、こんなふうに歴史と街がうまく調和しているのを見ると、つい気持ちが高ぶってしまう。 好きなんでしょうね、そういうのが。 で、すき焼きを食べたのはこちら。「牛銀」。 ![]() 肉だけではなくて、雰囲気も一緒に食べるということなんだろう。肝心の牛肉は柔らかくて美味しくて、あっというまに溶けてなくなってしまいました。まるで「あわ雪」です。 美味しいものはひとくちでいい、というのが最近の感慨なので、私は充分だったが、夫は物足りなかったようだ。高速を飛ばして帰る車の中に夫の物足りなさが充満していたのは、まあしょうがないとして、相変わらず怖いのはいかんともしがたいのであった。 ▲
by shino_moon
| 2011-12-04 13:17
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